Serial Foreigner

<style>
#yuki_logo{
text-align:center;font-size: 14px;color: #383434;
}
#yuki_logo p{
color: #383434;
}

</style>

Pocket


取材こぼれ話:どうしてテックな女性のコミュニティが必要なのか?


 

ポーランドのポズナンでGGCが共同開催したイベントMakerspaceにて、ベルリンのスタートアップ AirMarkrのファウンダー、美保さんが「できないと言われたことを実現する方法」というテーマで発表

The Bridgeで『「ポテンシャルのある女性をサポートすれば、女性の人材は増える」欧州で急速に広がる女性のテック・コミュニティ』という記事を執筆しました。女性テックコミュニティというのは、長らく書きたいと思っていたテーマだったので、ようやくという感じです。

今回、サンフランシスコで GeekettesのファウンダーJessに、そしてワルシャワでは Geek Girls Carrot (GGC)のファウンダー Kamilaにインタビューさせてもらいました。二人とも、とにかくやろうと思ったことを行動に移す力、周囲を巻き込んでいく力がハンパなく、話を聞いているだけでそのポジティブな力が伝染してくるような女性です。この二人に限らず、ベルリンや周辺の都市を取材していると、まだまだ女性の数は少ないながらも、パワフルな女性に出会うことが多くて、その理由の一つとしてこうしたコミュニティの力が強いと感じていました。

ロールモデルの大切さ

JessもKamilaも力説していた点が、今のテック業界には女性のロールモデルが少なすぎて、それを増やす必要があるということです。それも、Facebookのシェリル・サンドバーグや Yahooのマリッサ・メイヤーのような「スーパーウーマン」ではなく、もっと身近に感じられ、多様なロールモデルが必要である、と。子どもがいる女性、いない女性、大学生からシニア層まで、もっと多様なロールモデルがいればと私も思います。「こうでなければいけない」という決まった価値観に縛られるほど、苦しいことはない。だからこそ、コミュニティの規模を大きくして、さまざまなバックグラウンドの女性をサポートする仕組みが必要なのだと感じました。

ポジティブな言葉が浸透する空間

もう一つ、コミュニティの役割として重要なのは、互いの成長を支え合い、励まし合う空間をつくることです。たとえば、プログラミングをゼロから学びたいと思ったときに「そんなの今さら無理だよ」と否定されるよりも、「じゃ、一緒にやろう!」と声をかけられる場所に身を置くほうがやる気はずっと高まるはずです。「やればできるはず!」という雰囲気があふれるコミュニティにおいては、メンバーの成長もずっと速くなります。

少し話がそれますが、私がスタートアップ文化が好きなのは「やればできるよ!」「とりあえずやってみよう!」という雰囲気があふれているから、そして互いに支え合う文化が浸透しているからでもあります。

なぜ、女性のコミュニティが必要なのか?

「女性のコミュニティ」というと、女性の権利を主張するフェミニストの集まりなんじゃないかと感じる方もいるかと思います。こうしたコミュニティの活動について「被害者意識が強すぎるんじゃないの?」という男性もいます。実際、「男女平等なんて当たり前。性差別なんて存在しないんだから、女性のコミュニティなんて必要ないんじゃない?」というコメントも聞きました。特に欧州に多い男女平等の意識が高い男性ほどこうしたコメントをしますし、そう言いたい気持ちもまた理解できます。

でも、現実的にテック業界においては、女性は数でいえばまだまだマイノリティであるわけで、少数派であるがゆえに、多くの女性が発言のしにくさを抱えているのだと思います。また、記事にも書きましたが、特に女性は女性同士の方がオープンに語りやすいと感じる人が多く、そして男性よりも一般的にネットワーキングや、自分を積極的に売り込むことが苦手です。だからこそ、女性同士をつなげて、悩みをシェアし、サポートし合い、自信を高め、うまく市場に自分を売り込んでいくスキルを身につける機会をつくることが重要なんだと思います。

「女性はいがみ合ったり、嫉妬しあうことを止めて、もっとお互いにサポートするべきだと思うの」とKamilaは語っていましたが、私も本当にその通りだと思います。

競争や牽制ではなく、互いの成長をサポートし合う仕組みこそが、女性を成長させ、結果優秀な人材が社会に増えることにつながるのだと思うのです。

Pocket


,









Comments are closed.

Back to Top ↑