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日本人の海外移住先としてベルリンをおすすめしたい6つの理由


 

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「今、日本人の海外移住先としてオランダが熱い理由」という記事をライフハッカー日本版で見かけました。日本人への就業許可発行に関する法律が変更になったため、海外移住先としてオランダが注目されているようです。私も一度アムステルダムに数日だけですが滞在したことがあり、その時の街の雰囲気からしてなんとなく住みやすそうかもという印象を受けていました。治安の良さ、外国人にもオープンな雰囲気、街が小さくまとまっていて便利、英語が通じるなど、移住先として魅力的な感じがしました。


とはいえ、先の記事を読んで真っ先に思ったのは「ベルリンだって海外移住先として魅力的なのに」ということです。2年半ほど現地に住んでいる者として、確かにベルリンに移住される日本人の方は増えていると感じるものの、そこまで日本国内で注目されていないようにも思います。それはおそらく、ベルリンの魅力が十分に発信されていないからだと思いました。そんなわけで、海外移住先としてのベルリンの魅力をまとめてみたいと思います。

1. 個人事業主がビザを取得しやすい

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爽やかな夏のベルリン

海外移住の際に、おそらく最も重要になるのはビザの問題です。その点、実はあまり知られていないのですがドイツは日本人に対して寛容なビザ発給制度をもっています。

特に注目に値するのは、「個人事業主でもビザを取得しやすい」という点です。実際、ベルリンに滞在している日本人で取得されている方が多いビザは「アーティストビザ」「フリーランサービザ」です。

アーティストビザは、アーティストとしてのポートフォリオを提出し、その他の基本的な条件を満たせば比較的容易に取得ができるビザとして知られています。

フリーランサービザは、複数の現地クライアントからのリファンレスレターが必要になりますが、専門スキルを持っている方であればクライアントが見つけられる可能性も低くありません。

多くの国では、日本人が就労するためにはまず雇い主を見つける必要があります。無事に就職先の会社が見つかったら、その雇用契約を元に就労ビザが発行されることになりますが、そこで課される条件も国によって様々です。多くの国では、まずは国民の雇用を守る、増やすことが重視されるため、なぜ自国民ではなく日本人を雇う必要があったのかを雇い主が説明する必要があるわけです。だから、就労ビザを手にするのはなかなか大変です。

ベルリンの日本人の友人でこの就労ビザで働いている人もいるのですが、ベルリンに来てすぐに就労ビザを取得できたケースというのは稀で、ワーキングホリデービザやフリーランサービザなどといった、よりハードルの低いビザを最初に取得して、その後にフルタイムの就職先が見つけてから、就労ビザに切り替えたというケースが多いのです。

それから、20代であればワーキングホリデービザをまず取得するという選択肢もあり、こちらも比較的容易に取得できます。

イギリス、フランス、エストニアなどなど、日本人の友人でその他の欧州の国で働いている人も何人か知っていますが、ビザ制度に関して彼らの体験談を聞く限り、ドイツは圧倒的にビザに関して寛容だと思います。

「アーティストビザ」「フリーランサービザ」の取得要件がここまで少ない、ハードルが低い国というのを私は他に知りません。

ちなみに私は、最初の1年間はワーキングホリデービザで滞在したあと、その間に現地のクライアントを獲得し、2社から頂いたリファレンスレター(「この人と一緒に仕事をします」という内容のもの)を元にフリーランスビザを取得しました。

フリーランサービザ、アーティストビザの有効期間は短くて1年、長いと最初から3年も出ることがあります。長ければ長いにこしたことがないのですが、有効期間の決定要件は不明でして、ビザを審査する担当者の判断によって大きく異なるというのが通説となっています。

2. 英語ができれば生活していける

ベルリンはドイツ…ということはドイツ語ができないと暮らしていけないのでは?と思われる方が多いと思います。私もよく「日本でドイツ語を勉強していたのですか?」と聞かれるのですが、ベルリンに来る前は基本的な挨拶や発音の法則など、非常に初歩的ななドイツ語を学んでいただけで、それでもその後の生活に大きな支障はありませんでした。

実はベルリンには様々な国籍の人が集まっているため、英語ができる人がとても多いのです。長期的にドイツで暮らすことを考えれば、ドイツ語をしっかり学習した方がいいと思いますが、移住後に学習を始めてもなんとかなると思います。

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(上:ドイツに来る前、ドイツ語学習に重宝した一冊。基本が分かりやすくまとめられていて、おすすめです)

3. 生活費が低い

ロンドンやパリ、ストックホルムなどの北欧の都市に比べると、ベルリンは物価が低いです。たとえば、一人暮らしの家賃も平均すると500ユーロ程度(光熱費込み)、市内の公共交通機関(電車、バス、トラム)が乗り放題の月額定期が約70ユーロ(年間契約をすれば、さらに安くなる)、そして特に食料品など日用品の価格もかなり安いです。

これまで訪れたことのある欧州の主要都市の物価を感覚値で比較すると、オスロ>ロンドン>パリ>アムステルダム>ベルリン=ワルシャワ>タリン(エストニア)=リガ(ラトビア)、という感じでしょうか。すごくざっくりなのですが。オスロの生活費はベルリンの倍近くかかるのではと思います。生活にかかるコストで比較すれば、ベルリンはオランダよりもさらに魅力的なのです。

4. 外国人に対して寛容

先にも書きましたが、様々な国籍の人が集まっているため、ベルリンは外国人に対してオープンで寛容な街だと感じています。

私が移住先を決める際に絶対外せなかった要件として「外国人に対してオープンで国際的な街」という点がありました。これは住んでみないとなかなか分からない部分かもしれませんが、実際に長期間ベルリンで過ごし、ベルリンという街のオープンさ、寛容さを強く実感するようになりました。

5. 治安が良い

パリやローマ、ロンドンといった観光都市に比べると、ベルリンはそこまで観光客がひしめく街でもないので、スリなどの観光客を狙った犯罪も少なく、治安が良いことで知られています。

また、バス、電車、地下鉄、トラムといった公共交通機関も24時間、街のあらゆる場所をカバーして走っているので、夜遅く帰宅しても身の危険を感じることはあまりありません。日本では、夜12時過ぎに人通りの少ない道を歩くと不安になったものですが、ベルリンに来てからそういう思いをすることはありません。これまで住んだ数カ所がどこも割とにぎやかなエリアで、駅やバス停から近かったからでもありますが。

6. 幸せそうな人が多い

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Goodpatch ベルリンオフィスのローンチパーティー(2015年5月)

最後に。私がベルリンが大好きな理由の一つに「幸せそうな人が多い」という点があります。

かつて、ベルリンの友人が「ベルリンは貧乏でも幸せに暮らせるインフラが整っている」と言っていたのですが、実に言い得て妙だと思いました。

また、シンガポールに長年暮らしたことのある知り合いもこのように言っていました。「シンガポールは所得層によって住むエリアが完全に分けられていて、それはまるで別世界のようだけど、ベルリンはその点ずっとフラットだ。お金があってもなくても、みんなくつろぎたければ、街のカフェに行ったり、公園の芝生や湖畔で日に当たって寝そべっているものね」

先日ベルリンに国外の初拠点をローンチした日本のUIデザイン会社GoodpatchのCEO土屋さんはベルリンについてこのようにつぶやいていて、本当にその通りだなと思いました。

高価な洋服や家電を買ったり、雑誌やテレビで紹介されるオシャレなカフェやレストランに行ったり、美容や健康のためにとマッサージやスパに行ったりしなくても、「ああ、なんとなく幸せだな」と感じる瞬間がこちらに来てから増えました。おそらく同じように感じる人は多くて、だから「幸せそうな人が多い」雰囲気がベルリンにはあるのだと思います。

「幸せそうな人が多い」

これだけでも、十分移住先としての魅力になるのではないでしょうか?

私感たっぷりの「移住先としてのベルリンの魅力」を挙げてみましたが、以上参考になりましたら嬉しいです。

追記(6月15日):ビザや移住に関してご質問をいただくこともあるのですが、個別にお応えする余力がない状況です。ご了承くださいませ。

2017/02追記
「海外で働く」手段について、ざっとまとめた記事です。参考にしてみてください。

ライフハッカー日本版編集長の米田智彦さんの最新刊「いきたい場所で生きる」で、ベルリン移住についてインタビューをしていただきましたので、ぜひこちらも参考にしてみてください。


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