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雨宮まみさんの『女子をこじらせて』を読んで


 

旅の疲れがたまって、身体が重くて、ベッドに身を沈めていたとき、ふと雨宮まみさんの著作を読もうと思いました。

先日亡くなられた雨宮さんの訃報をネット上で知ったときの衝撃はとても大きなものでしたが、雨宮さんの文章はオンラインで読むばかりで著作を読んだことはありませんでした。

「文章には人柄が出る」と雨宮さんが『女子をこじらせて』で書いていたように、オンラインで触れる雨宮さんの文章は、とにかく優しくて、きっと多くのひと、そして自分の悲しみを経てこられた方なんだろうなと思いました。

雨宮さんの文章は優しくて、疲れた心を包んでくれる。ただ優しい言葉を並べる優しさじゃなくて、私もそこにいたから大丈夫だよと寄り添ってくれるような優しさだと感じました。

癒されたい夜に雨宮さんの本を手にとった私は、結果としてすごく癒されました。

『女子をこじらせて』では、雨宮さんは女性としてのコンプレックスや、AVに目覚めたときの衝撃、性欲の強さ、「女性の書き手」としてぶちあたった壁のことなどを正直に書き綴っていて、私はなんども心を打たれて、涙が出ました。
よくぞ、ここまで書いたなと思いました。
雨宮さんがここまで書こうと思った動機は、やっぱり女性への優しさなんじゃないかと思います。

本の後半で、雨宮さんはプロセスごっこが好きなAV業界にうんざりしながらも、自分を認めてくれる人を見ていなかったことに気づいて反省するシーンがあります。

その人たちを見ないで、敵ばかり見て過剰防衛している自分はなんてバカだったんだろうと思いました。まわりの、自分と仕事をしてくれている人の気持ちがしみるようでした。沈黙にある優しさというものを初めて感じました

自分を重ね合わせながら読んだ中で、一番心に響いたのはこの部分でした。
私もまた、防衛本能が働いて、フェアじゃない態度で接する人に怒っていることがありますが、その怒りと同じぐらいのパワーで、自分を認めてくれてる、優しくしてくれる人の存在を認識していますか?と。
そう自分に問えば、恥ずかしくなりました。

雨宮さんは人に優しく、自分に厳しかったんじゃないかなと思いました。

そんなことを考え始めたら、ますます雨宮さんが亡くなられたことが、悔しくて、悲しい。

雨宮さん、どうか安らかに休んでください。
そして、優しさを分けてくださって、ありがとうございました。

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