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Factory Berlinの会費が月額50ユーロと激安な理由、コワーキングスペースのビジネスモデル


 

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私も会員であるベルリンのスタートアップ・コミュニティスペース、Factory Berlin。
メインの建物の中庭には、ビアガーデンができて(上の写真)、今の時期は多くの人で賑わっています。

Factory Berlinは、ベルリンの数あるコワーキングスペースの一つです。
グーグルが出資、提携したことで話題を呼び、今ではベルリンではもっとも有名なスタートアップコミュニティの一つとなりました。

私も1年前から会員で、たまにスペースを使って仕事したり、ミーティングしたり、イベントに出たりしています。

数あるコワーキングスペースの中で、私がFactory Berlinを選んだ理由の一つは、その会員費の安さです。
なんと、月50ユーロなんですよ。

「コワーキングは死んだ」

通常1デスク200ユーロはするコワーキング市場の中で、これは本当に破格の安さです。
実は、Factory Berlinもまた、コワーキングスペースを2年前にオープンした当初は、1デスク300ユーロほどで会員を募っていました。使っている人も多かったですし、それなりにうまくいっていたのではないでしょうか。

ですが、約1年前にFactory Berlinは「Co-working space is dead(コワーキングスペースは死んだ)」という広告を打ち出して、このスペースはコワーキングスペースではなく「コミュニティ」だとか「ビジネスクラブ」なんだと積極的に伝えはじめました。

現在、Factory Berlinの会員になるには面接をパスする必要があるのですが、その面接の際にもワーキング・スペースではないことが念押しされます。
「物理的なスペースは付随的なものであって、メンバー同士が貢献してつくっていくコミュニティなんです」と。

なので、どのようにコミュニティに貢献したいのか、を説明できないと会員にはなれません。その点は、一つのユニークなポイントだと思います。

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会員になるとできること

現在1000名近くの会員がいるといわれるFactory Berlinですが、会員になると以下のようなことができます。
・メンバー用のスペースを自由に使える(固定デスクはなし、月ー金の9-21時オープン)
・オープン中はミーティングルームも予約可能
・メンバー限定のSlackコミュニティに入れる / オンラインでのコミュニケーション
・メンバー向けのイベントに参加
・Factory Berlinが開催するイベントに優先的に参加できる
・付随するレストランの食事が10パーセントオフ

こんな感じです。
「仕事スペースではありません」とFactory Berlinはいってますが、実際には仕事スペースとして使っている会員はたくさんいます。

ちなみに私の利用頻度は週1,2回程度。
パソコンとWifiさえあれば、どこでも仕事ができる私にとって、Factory Berlinを使うのは気分転換だったり、誰かとミーティングする時、イベント参加する時というのが主な目的です。

あと、Slackのコミュニティも良いですね。
英語で「likeminded」といいますが、取り組んでいることや業界が重なる、同じコミュニティにいる人たちから得られる情報は貴重です。面白い出会いも生まれやすい。
コミュニティマネージャーからの告知、イベントの告知、物の売買や採用情報などのクラシファイドなどなど、さまざまなチャンネルがSlackで展開されており、会員同士のコミュニケーションも積極的に行われています。

Factory Berlinはどれだけ儲かっているのか?

さて、気になるのはFactory Berlinがどれだけ儲かっているのか、という点です。
結論からいえば、分かりません。

ですが、彼らの収益源の中でも企業パートナーが多くを占めているではないか、というのが私の推測です。

Factory Berlinはオープン当初から企業パートナーを募っています。
たとえば、Factory Berlinのサイトに掲載されている企業パートナーは今の時点で以下の通り。

スクリーンショット 2017-06-23 13.45.31

企業パートナーとは何でしょうか? パートナーごとにFactory Berlinとの関り合いは異なりますが、
たとえば、ドイチェバンクや保険会社のERGOは、コミュニティスペース内に専用ルームを持っています。
ドイチェバンクは毎週「オフィスアワー」を実施して、積極的に会員とのコミュニケーションを積極的にとっています。フィンテックなどのサービスを作っているスタートアップが相談したりするわけです。

その他、ハッカソンなどのイベントを開催したり、彼らの目的に応じて、会員とのマッチングなどがされるようです。

新規事業を生み出したい、スタートアップとの提携を模索したい、などの理由で企業が積極的にコワーキングスペースやスタートアップコミュニティに参加するトレンドは、Factory Berlinに限らず進行中です。

コミュニティ運営側は「大きな、質の良いコミュニティをつくる」ことが企業パートナーを惹きつける上で重要になり、だからこそ、会員費を大幅に下げてでも大きなコミュニティを作ることを優先するのでしょう。

企業パートナーの存在は、コミュニティ・コワーキングスペースの重要な収益源にもなっています。

まとめると、Factory Berlinの収益源としては、
会員費(一人あたり月50ユーロ)、企業パートナーの契約額(未知)、イベントスペースのレンタル、カフェ・レストラン運営
といった感じでしょうか。

コミュニティ・コワーキングスペースのビジネスモデルは、業界の成熟とともに変化していると感じます。

引き続き、業界のトレンドを追っていきたいと思います! 🙂

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上:Factory Berlinのコミュニティスペースにて

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