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ベルリンのエンジニア採用事情ーー売り手市場、給与は上昇中、英語ができればOK


 

海外で働いてみたい、経験を積みたい日本のソフトウェアエンジニアの方は、米サンフランシスコ・シリコンバレーを目指す方が多いと聞きますが、ベルリンのエンジニア採用事情についてはご存知でしょうか?

最近、ベルリンのテック企業で働いているエンジニアの方々から、まだまだベルリンではエンジニアは売り手市場で給料は高騰中と聞きました。

簡単に、ベルリンのエンジニア採用事情、ベルリンの良い点・悪い点をこちらにまとめてみたいと思います。

メリット: 英語でOK、ビザのハードル低め、テック業界は成長中、ライフスタイル良い

まず、ベルリンの魅力をあげたいと思います。

英語ができればOK

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(上:ベルリンのスタートアップコミュニティにアクセスしたければ、Silicon Alleeミートアップへどうぞ)

ベルリンは言わずもがなドイツの首都ですが、テック・スタートアップ業界に限っていえば使用言語はほぼ全て英語です。特に規模が大きい組織ほど、英語の浸透度は高くなります。

日常生活や役所手続きなどではドイツ語が必要になるシーンが増えますが、それでもベルリンはドイツの他の都市に比べると英語スピーカーに対してとてもフレンドリーな街です。私もベルリンに来た当初はドイツ語がほとんどできませんでした。

注意点としては、数人規模でドイツ人がほとんどを占めるチームでは、ドイツ語を話す割合が増えることが多いこと。あと、ドイツのクライアントワークが多い場合には、ドイツ語ができた方がアドバンテージが増すという点でしょうか。

でも、受託メインの会社でも、英語ができてドイツ語ができないエンジニアの方が採用されているケースは多々見かけます。それだけ、人材が不足しているということでしょう。

あと、第二言語として英語を使う人が多いので、その点英語に苦手意識がある方も安心できるのではないでしょうか。

ビザのハードル低め

日本人が海外で就業するには、当然ビザが必要になります。
その点、ベルリンは比較的ビザの発行基準がゆるいです。

特にアメリカではトランプ政権になってからビザの申請ルールに変更が生じて、エンジニアの方でもビザが出にくくなった、追加書類をがっつり提出しなければならなくなった、という話をよく聞きます。

ベルリンは、就労先の企業が決まれば就労ビザが出ますし、規模が大きくなればなるほど、ビザ申請のサポートも手厚くなります。文系卒業でもエンジニアの経験があればビザが出るみたいです。

また、高度な専門技術をもつ人材にはブルーカードというビザが出まして、このブルーカードで就業経験を積めば、3年間の就業継続後に永住許可の申請ができるようになります。永住許可がおりれば、その後の転職や独立もより柔軟にできるようになります。

あと、就労ビザがでれば、配偶者の方も配偶者ビザがでます。ご夫婦でベルリンに滞在されているケースもよく見かけます。

給与水準が上昇中

伝聞ですが、ベルリンのソフトウェアエンジニアはかなり不足していて、その分給与もアップしているそうです。

先日、アトミコが発表していたレポートでもベルリンのエンジニアの給料はロンドンよりも高いという結果が出ていました。

ロンドンよりもベルリンの方が物価はかなり安いので、同程度の給与であれば、自由にできるお金はベルリンの方がずっと高くなります。

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テック・スタートアップ業界は成長中

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(上:グーグルの出資で話題になった、ベルリンの代表的なスタートアップコミュニティ Factory)

わたし自身、ベルリンのテック・スタートアップ業界の動向を追い始めてから数年になりますが、この数年で業界は大きく成長しました。

ロケットインターネット系のZalandoやHelloFresh、DeliveryHeroはかなり規模が大きいですし、フライト検索エンジンのKayakはアメリカが本社ですが、ベルリンに欧州最大の開発拠点を設置しています。

その他、シリーズAぐらいのスタートアップもかなり増えてます。
圧倒的に多いのは、シードステージのスタートアップではありますが。。

就労先企業と合わなかった、会社がクローズしてしまった、というようなことが起きても、他に多くの選択肢が残っています。選択肢が多いのは安心材料になります。

今年のベルリンのテック業界最大のニュースは、SoundCloudの大規模レイオフという、、業界の成長を表すニュースではまったくないのですが(汗)、それでもレイオフされた方々の多くは他のスタートアップやテック企業から多くのラブコールを受けたと聞いています。

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(上:Kayakの開発センター)

歴史と文化、ナイトライフがある、旅行の選択肢が豊富

シリコンバレーになく、ベルリンにあるものといえば、充実したナイトライフ、そして厚みのある歴史と文化を味わえる環境ではないでしょうか。テクノ好きであれば、ベルリンのクラブシーンを楽しめますし、芸術や歴史が好きな方は、たくさんの博物館・美術館に通えます。

あと、欧州内ではLCCがびゅんびゅん飛んでますので、気軽に旅行ができます。バルセロナまでのフライトが往復で30ユーロだったりすることもあります。イタリアやスペイン、さらにはアイスランドやトルコまで、、旅行の選択肢は尽きません。

ベルリンはのんびりしている

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(上:冷戦時にベルリン空輸大作戦が行われたテンペルホフ空港跡地)

米ベイエリアはテック業界と非テック業界の軋轢が増しています。家賃の高騰もすさまじい。

ベルリンでも、シリコンバレーほどではなくとも、同様のことは起きています。家賃はここ5年で4割ほど上がったといいます。特に若者に人気エリアは、欧米の最新トレンドをつかんだおしゃれなショップやカフェなどもずいぶん増えました。

それでも、比較の問題ですが、ベイエリアや香港、シンガポールのような場所に比べれば、ベルリンはまだまだのんびりしている環境だと感じています。お金がそれほどなくとも楽しめる環境がまだあります。夏は公園の芝生や湖畔に座って、1ユーロのビール片手にまったりしたり。ドイツ的なワーク・アンド・ライフバランスは、テック・スタートアップ業界にも結構見られます。

デメリット: 米ベイエリアより業界の規模は小さい、冬は寒く暗い

たっぷりメリットを書いてみましたが、デメリットもあげてみましょう!

テック業界の規模はベイエリアやロンドンに比べれば劣る

業界は成長中ですが、まだまだその規模や成熟度はベイエリアにはかないません。世界を制覇するGAFA(Google, Apple, Facebook, Amazon)による雇用は少ないです。ちなみに、欧州におけるこうした米テックジャイアントによるエンジニアの雇用の中心地はロンドンです。

なので、いわゆる有名テック企業狙いの方にとっては、ベルリンが提供する機会は物足りなく感じられるかもしれません。

寒くて暗い冬がつらいという人は結構いる

あとは気候ですね。日本人に限らず、地中海気候で育ったラテン系の方からも「ベルリンの冬は寒いし、暗いし、鬱になる!」という声をよく聞きます。

これは本当に人によって耐えられるレベルが異なるかなと。私はベルリンの冬は結構好きです。寒いからこそ暖房設備は整ってますので、室内にいる限りは関東の木造住宅よりもあたたかいです。

冬季鬱対策のライトとかもあるので、ある程度は対策が可能かとも思います。

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(上: ドイツのクリスマスマーケットは美しいですよ)

ドイツ語はできた方が便利

あと、長く生活するのであればドイツ語は勉強した方がいろいろなことが便利になると思います。特に外国人比率の高いベルリンでは、外国人を狙った詐欺まがいのことが起こることもあります。なので、ドイツ語を勉強してローカルなルールを学んだ方が、トラブル対応スキルは高まります。


こんな感じでしょうか?

ちなみに以下は、アトミコのレポートが発表した欧州のテック業界で求められているコードスキルです。このレポートは、欧州のテックシーンの最新トレンドがよくまとまっていますので、おすすめです。

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おすすめの求人サイトはこちらです。

現場からは以上です!

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